Réalisation ॐ

永遠の相のもとに 〜 Sub specie aeternitatis 〜

永遠の相のもとに 〜 Sub specie aeternitatis 〜

 ここに至るプロセスをすっ飛ばして報告になりますが、自分のアタマの中でパズルが解けて、ずっと抱えてきたもやもやした想いがようやく晴れた。「平成最後のソーカル事件」として笑い話になるかもしれないけれど、自己矛盾から開放された記念に整理しておきます。

1. エントロピーの再定義

 「乱雑さ」から「不可逆性を示す状態量」

 2.スピノザの認識論 

  第一種認識 表象知(imaginatio)

  第二種認識 理性知(ratio)

  第三種認識 直観知(scientia intuitiva)

3.21世紀の「ネオ汎神論」

  最新の科学技術を踏まえてアップデートしていく汎神論

 アインシュタインの言葉「私はいかなる教会の信条も支持できませんが、宇宙の信仰を支持することはできます。」(I cannot endorse the faith of whatever church but can subscribe to the faith of the universe.)

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 若い頃から「問題解決能力のある人」を目指していたので、先人のアドバイスを鵜呑みにできなかったり、あえて困難な方向に舵を切ったり、わざわざ混乱の中に身を投じたりと、あまのじゃくな選択をすることがあった。周りに迷惑を掛けたこともあっただろうし、気に掛けてくれた方々には申し訳ないことをしたと感じている。

 そうした経験を積んでノウハウを身につけた結果、トラブルの回避や初期消火が得意になり、それを転じて成果を効率良く出せるようになった。しかし、その「秘訣」について、うまく周囲に説明できないジレンマに陥ってしまった。多くの失敗の原因は、自分自身の説明能力の不足にあったと思う。 

 徹底した合理主義者なのに数字だけを追い求めることができず、無宗教唯物論者なのに変なところで倫理観を発揮してしまう・・・もはや他人に理解してもらう以前の問題で、自分の中に大きな矛盾を抱えてしまった。だからといって、ひとりで突き抜けるわけでもなく、チームとして大きく成果を出すような成功イメージにしかモチベーションは沸いて来ないから困ったものである。。

 そのパズルを解く鍵が見つかって、今は世界と一体化できたような安堵感に満たされている。

 他人に理解してもらえるかどうかはまた別の問題だけど・・・これからは、自分の価値観と周囲の関係を相対的に考えて、どう折り合いをつけながら成果につなげていくか、そんなパズルを解きながら生きていくことになるだろう。