Réalisation ॐ

永遠の相のもとに 〜 Sub specie aeternitatis 〜

マネーボールより「君の行動は彼らには脅威だ」

あるテーマについてChatGPTから見るように勧められた映画が「マネーボール」で、それならDVD持ってるし・・・とコンディション整えて久々に観直しました。一番心に残ったのがこのシーンのこのセリフ。

随分叩かれていたな。どの世界であれ先駆者は、血を流すものだ。常にだ。君の行動は彼らには脅威だ。脅かされるのは、ビジネスや野球だけじゃない、何より彼らの仕事や暮らしだ。つまり既得権への脅威だ。同じことは、政治でも商売でもどんな分野でも起こる。すでに、何かを支配している者、権益を持ってる者は、もれなく怒り狂う。しかし、ここへ来ても古いチームを解体せず、君のやり方を否定し続けてる連中は、いずれ滅びる。 —— 映画『マネーボール』より、ボストン・レッドソックスオーナー、ジョン・ヘンリー

英語のスクリプトがネットで公開されていたので、翻訳ソフトに掛けながら自分なりにセリフのニュアンスを確認してみました。

Arliss Howard as John Henry - Moneyball (2011)

「痛い目に遭わされているのは分かっている。だが、壁を最初にぶち破る奴は、いつも血まみれになるんだ。いつもだ。これは単にビジネスのやり方じゃない、彼らにとってゲームそのものへの脅威だ。本当のところ、彼らの生活の糧、彼らの仕事や長年続けてきた彼らのやり方を脅かすものだ。こういうことが起きると、政府であれビジネスのやり方であれ何であれ、手綱を握っている連中、つまりスイッチを操作できる彼らは狂ったように取り乱す。言っておくが、今すぐにチームを解体して君のモデルで再構築しない球団は、みんな恐竜だ。」

字幕にしても吹き替えのセリフにしても、煽るような言葉のチョイスやリズムの良さは、直訳よりも収まりが良くプロの技術を感じます。一方で最後の" they're dinosaurs."のところ、脚本家が「キメた」はずの恐竜の比喩をなんで外したのか解せません・・・。

たまに歌詞の世界観などを味わいたくて翻訳ソフトに掛けながら、ニュアンスを正確に汲み取ろうとすればするほど艶がなくなって「考えるより感じろ」と言われている気がするのですが・・・ぼくは日本語ですら、そういうところが気になってしまうので、外国語への置き換えは全く自信が持てません。語学の才能がある方って、この辺りどう消化しているのでしょうか。