Réalisation ॐ

永遠の相のもとに 〜 Sub specie aeternitatis 〜

2023-01-01から1年間の記事一覧

アストリッドの頭の中 2

アストリッドとラファエル、シーズン3が始まって喜んでいたら、今週でもう最終回?( ;∀;) このドラマの魅力は事件を解決する刑事モノに加えて、自閉症というキャラクターによって「当たり前が当たり前でなくなる」ところにあります。それが感情や人間関係…

1985年刊「システム工学入門」から

ちょうど自分が社会に出る頃のタイミングで出版されていた本。問題意識に強く共感・・・というか、ぼく自身の抱えてきた自己矛盾を言い当てられた気がしました。 システム工学入門―あいまい問題への挑戦 作者:寿郎, 寺野 共立出版 Amazon 長文の転載は憚られ…

1986年刊「システム思考入門」から

現在、書店で購入できる「システム思考」の入門書では、システム思考の源流を「システムダイナミクスからのループ図」としているものが多い印象です。「一般システム理論、サイバネティックス→→→」の流れからシステムダイナミクスを理解すると、世の中の問題…

悟った後、木を切り、水を運ぶ。

「悟りの前、木を切り、水を運んでいた。悟った後、木を切り、水を運ぶ。」 ・・・こんな言葉が、たまたま読んでいた本に出てきました。 敵とのコラボレーション――賛同できない人、好きではない人、信頼できない人と協働する方法 作者:アダム・カヘン,小田理…

アストリッドの頭の中

「アストリッドとラファエル」シーズン2の放送が終わってしまいましたが、最終話がとにかく良かったです!! 監察官のウーリッツァー氏が、好意的に接しながらアストリッドを取り調べるシーンに釘付けでした。以下がそのセリフです。(青字がウーリッツァー…

「南の国のカンヤダ」読んだ。

鈴木敏夫の「南の国のカンヤダ」さくらももこの「やきそばうえだ」共に頼まれていないのに、著者がスポンサーとなり、東南アジアに飲食店をオープンする話である読後感が異なり、あっけらかんと書く後者のほうが読んでいて気持ちいい。前者は理論武装がすご…

日立の壁 〜 大企業病に立ち向った現場力

日立製作所の現会長、東原敏昭さんの著作。 日立の壁―現場力で「大企業病」に立ち向かい、世界に打って出た改革の記録 作者:東原 敏昭 東洋経済新報社 Amazon 川村さんの改革断行には本当に心が震えたし、中西さんのキャラクターは言動から伝わってきました…

現場の直感力(「日立の壁」から)

巨大企業のトップの言葉とは思えない!!金言なので書き出しておきます。 報告を聞いていると、「あ、これはだめだな」というのが直感でわかってしまうというか、そんなところがあるのです。現場を歩いてきた人間の妙な習性とでもいうのでしょうか。 報告を…

スティーブ・ジョブズ亡き後のアップル

こんな本が出ていたとは知らず!!一気に読み切りました。この手の本はよく翻訳が問題になりますが、訳者の日本語は流れるように美しく、臨場感の溢れる描写に何度も感情を揺さぶられました。ビジネス本としては非常に稀な読後感を味わいました。 AFTER STEV…