Réalisation ॐ

永遠の相のもとに 〜 Sub specie aeternitatis 〜

江戸東京博物館:手塚治虫展

 会期終了前に、滑り込みセーフ、で見てきました。

生誕80周年記念 特別展「手塚治虫展〜未来へのメッセージ〜」
 3年生くらいだったかな、鉄腕アトム「地球最後の日」を読んで、エンディングで泣きそうになった記憶があります。(その感動が「グスコーブドリの伝記」を読んだ時と同質のものだったと、まさに今!これを書きながら気がつきました)

 自分にとっても神様みたいな人なので、感想を述べるのも恐れ多いですが・・・

 本人が使用していたというスチールの事務机、あまりに有難味が無くて唖然とさせられました。

 そして、横たわっている等身大アトム、撮影禁止だったけど写真に収めたかったぞ!!

 この展覧会を見た人はみんな触れていますが、手塚治虫が中学・高校時代に描いた「昆虫手帳」がすごかったのです。

 縮小コピーかよ!?と見紛うような精密で写実的な昆虫。

 あの作品から感じられる尋常でない根気と集中力・・・そこには手塚治虫の成功を裏付ける説得力がありました。

 『天才』の正体が、少し理解できた気がしました。