Réalisation ॐ

永遠の相のもとに 〜 Sub specie aeternitatis 〜

上海のCG業界

 ここは、上海市の多媒体公共服務台(マルチメディア公共サービスセンター?)です。市内の制作会社に安価に施設を貸しているそうです。テレビ番組の編集をやってました。

 これが一番の見どころだったレンダリングサーバー。

 デジタルメディア協会?とかデジタルメディアサービス連盟?とか、公的な団体の方々を紹介して頂いたのですが、皆さんお若くて専門性も感じられて、極めて実務者レベルの充実した意見交換ができました。これは、これまで持っていた中国の役人?に対する印象が自分の中で大きく変わる事件でした。

 他にも、上海でCG制作会社を経営している揚さんにアテンドして頂いて、企業を何社か訪問させて頂きました。(機密保持とかいろいろあるので、写真は撮っておりませんが)
 もちろん通訳を介したコミュニケーションではあるのですが、異なる言語を発していても全く違和感のない、相通ずる「目指すところ」を共有できる中国人に出遭えたのは大きな収穫でした。
 何かと「日本と中国」といった括りで物事は語られますが、同じ業界にいて似たような志向性を持っている中国人には、例え多少の違いがそこにあっても、自分にとっては近い存在であり、一緒にやっていける「同志」に感じられます。
 もちろん、いい加減な中国人も業界関係者にはいるわけですが、それは日本とて同じではありませぬか。