Réalisation ॐ

永遠の相のもとに 〜 Sub specie aeternitatis 〜

グリムスパンキー「ワイルド・サイドを行け」ツアー


 4月16日@恵比寿LIQUID ROOM(GLIM SPANKY)

 結構リアルタイムで聴いたバンドには恵まれたと思うけど、洋楽の場合はもう10〜15年早く生まれたかった。時代とのズレがあった。

 周回遅れで古いんだか新しいんだか、最近は GLIM SPANKY が文句なしに楽しめる。こういうの生音で聴けて幸せ。同じツボ感覚なのか、客席の年齢層が少し高め。自分より年配の方々がライブハウスに来て、ヒザが痛え、腰が悪い、と弱点自慢をし合う開演前。明日は我が身か?

 前座が終わってセッティングを変えている時に、少し前に立っていた天然スキンヘッドの先輩がヘナヘナと倒れてしまった。隣にいた女子が叫んで、ちょっとしたざわめき。自力で立ち上がれたみたいで、前に通して逃がしてやってた。50、60代でオールスタンディングは死人が出るよ、マジで。
 髪を真っ赤に染めたレミちゃん登場。息を飲むオヤジ連中、半分は「レミ様に踏まれたい」とでも思ったんだろう、客席に漂った不穏な空気に戦慄を覚えたw

 4月16日@恵比寿LIQUID ROOM(GLIM SPANKY)

 平成生まれ女子が唄う「大人を困らせに行こうぜ〜今」なんてサビでヘイヘイ拳を振り上げてるけど、矛先はお前らなんだからな!(オレもか)

 最後の曲の前に長めのMCがあって、最前列でいちいちチャチャを入れてるオヤジがいたので「誰だよ?」と思って見てみたら、さっき倒れたハゲだった・・・ええっ!
 まさかとは思うけれど。次の曲「大人になったら」はメンバーの気持ちが伝わってくるすごくいい演奏だったので、尚更「上手に世間を渡っていく」が心に沁みた。大人になって何か分かったのか、あのハゲにも伺ってみたい。