天津に「おいでん」という日本料理屋さんがあります。
ここのママさん（おかみさん？）大好き。
日本語が何故か訛っていて「いづもありがどございます〜！」なんだけど。サービス業のツボを抑えていて、中国人女性なのにどこで覚えたのか、客としてリピートしたくなるようなサービスをしてくれます。
頼んでいない料理が（勝手に）出てきたり、お土産のおにぎりを包んでくれたり。（おにぎりは調子に乗ってリクエストしたんだけど・・・それに応えてくれるのがいいでしょ？おにぎりなんて普通は20元くらい取られるんだから）
仮にサービスで出される料理が在庫処分だとしても、悪くなって捨てるよりも早めに客にサービスで出して、それで客が喜んでまた来てくれるならば・・・というポジティブなスパイラルが描けているのが素晴らしい。
実はこの「おいでん」になる前、別の日本料理屋？みたいなのがあったんだけど、入る機会がないまま潰れてしまった・・・場所はそんなに良くないので、どうなるかと思って心配していたけれど、すごく繁盛しているみたい。あと最初の頃、あんまりサービスしてくれるので儲けが出ないんじゃないかとも心配したけれど・・・それなりに儲かってもいるみたい。
ぼくは「ポジティブ・スパイラル」のコンサルタント？として天津に招かれていたので「ほ〜ら中国でだってうまくいくじゃん！」と、この店の成功を痛快な想いで眺めていました。
そのママさんから「ロゴ！ロゴ！うちのロゴつぐっで！」と頼まれるようになり、それが挨拶代わりのようになっていたので「仮りを残して天津を去ってはいけないぞ！」と。最後の夜は「おいでん」に晩飯を食べに行って、ちょっくらデータを置いてきました。
非常に喜んでもらえたので、こっちも嬉しかった！！
・・・ここ半年くらいで、一番いい仕事したかも。
久々に行ったんですが、ちょっと頼りなくて「大丈夫かよ」と思って見ていた服務員までが活躍している。すごい！成長してるじゃん！教育がいいのか？こないだの日本代表並みにチーム（店員）の雰囲気がいい。居心地がいいから、客も集まるんでしょう。
客（仕事）が集まればビジネスはうまくいく。答はシンプルですね。
今度、いつ天津に行けるかは分からないけれど、もし看板に採用されていたらサービスしてもらえるぞ！きっと。それが楽しみ！！
