Réalisation ॐ

永遠の相のもとに 〜 Sub specie aeternitatis 〜

EGO-WRAPPIN' 東京キネマ倶楽部

はじめて入った東京キネマ倶楽部は、横に広くて奥行きがないので、どこにいてもステージが近く感じられました。

会場に惚れました。他の人もここでやってくれたらいいのに。

さて、今夜のエゴラッピン、なんだかすごかったです。

ボーカルの中納良恵、頭にカニを(笑)つけて登場。
朝霧で見たソロの弾き語りスタイルよりも、ガッツ剥き出しで唄う今夜のようなキャラクターの方が個人的には好きですわ。

昔のアルバムに入っている「A Love Song」という曲(英語の歌詞ですがエゴラッピンのオリジナル)がお気に入りですが、序盤で実に堂々とやられてしまい、その声のノビに只ならぬものを感じました。

初めて生で聞いたステージでも、あまりの唄の巧さに呆然とさせられましたが、今夜も声が「出るわ出るわ」といった感じ。そのコンディションの良さが強気のステージアクションにつながっているのか、過去に見た中で最高レベルの弾けっぷり。

なんか見ててすっきり。晴れ晴れとした気持ちになりました。

エンタテインメントとしてちゃんと演出されていると言うか、以前の手作り感も良かったですが、もう完全にプロの仕事。ここが日本でなくて、ステーキ食いながら、ワイン呑みながら、このステージを見ているかのような。
最後のMCで「進化」という言葉を使っていましたが、まさしく進化したエゴラッピンを見せてもらえた気がします。

「負けないぞ〜!音楽業界になんかに!」

自虐的に笑いながら叫んだ言葉からは、何か乗り越えたような、そんな感じの自信みたいなものが伝わってきました。

メジャーになってからはアルバム買ってなかったんですけど。

これから面白くなりそうな、そんな予感。