浅井健一を完膚なきまで追い詰め、復活させた(BLANKEY解散後の彼に常に漂っていた「余裕」を奪った!)PONTIACSをあろうことか短期間で活動休止させてしまい、全く音楽性の異なるSignalsに専念?している照井利幸・・・。
こちらで照井さんの独占!?インタビューを聞くことができます。
| AUDIOARTS | Talking About Toshiyuki Terui / Signals
真ん中あたりで BLANKEY JET CITY についても触れていました。
照井「(マイルス・デイビスからの流れで)・・・ジョン・レノンにしてもそうだし、うーん・・・やっぱり、尖がった人じゃん」
−−−照井さんが音楽をやってきて、いま実在している日本人でそういう人っています?
照井「日本人で?」
−−−ええ、日本のミュージシャンで。
照井「(長い沈黙)・・・・・やっぱすごいなと思うの・・・中村達也と浅井健一かな(笑)」
−−−−−(笑)
照井「・・・親友でありながら、なんか、やっぱ、お互い張り合ってるっていうか・・・うーん・・・うん、お互いなんか・・・あの・・・気にしてるよね。そういう仲は、あの二人しかいないよ」
照井「ノリは合うけど、性格が三人三様っていうか、よく10年間もやってこれたなっていう」
−−−逆に、三人三様だからこそやってこれた部分もあったんですよね。
照井「だから・・・音がぶつかり合ってたのが BLANKEY JET CITY だと思うんだよね。いい経験っていうか・・・うん、でかいよね・・・でかかった。・・・うん・・・なんか・・・3人で、大冒険してた感じだった(笑)」
浅井&照井での新バンド結成は腑に落ちました。アルバム「ロメオの心臓」でドラムを打ち込みにして中村達也の出番が奪われた曲がありましたが、「制御できなくなる三次方程式でなく、コントロールの効く二次方程式」で新しい表現を試みたい欲求が二人の中から出てきたのは自然なことのように思えました。
−−−芸術家とかって、大体そうじゃないですか。壊して、違うものを創るっていうのが。その壊すことに関して、ちょっと怖かったりとか、あまりにも前につくったものを愛しすぎて、壊すのをちょっと一瞬考えちゃうみたいな、そういうことってあります?
照井「それはね、壊さないと前に行けないのよ。・・・うーん、だから、そうだね・・・そうやって生きてきたっていうか。前に・・・やっぱり前に進むっていうのは、いま・・・いまのところから脱したいから前に行きたいわけじゃん。・・・ということは、そこ・・・それを捨てていかないと。それも一緒に行ったら、大体おんなじだよね」
それでなのかどうかは知りませんが、WELD CHAMBER もこんなこと になっていました・・・。
PONTIACSは、いずれ解散するのは仕方がなかったにしても、活動期間として短すぎたのではないでしょうか。優れた楽曲、ライブが生まれる可能性を大きく秘めていたバンドだったので残念でなりません。
てっきり、照井さんが「悟った」とばかり思って、しばらくPONTIACSの活動をリアルタイムで楽しめると思っていた のですが・・・そうですか、そうなんですね。。
Signalsと照井さんの今後の活動を、生暖かく見守り続けたいと思います。
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