Réalisation ॐ

永遠の相のもとに 〜 Sub specie aeternitatis 〜

PONTIACS

 開演30分前に入ったら、そんなに混雑してなくて意外。福岡で行ったユダの時よりはマシだったけど、てっきりもっと入っているものと思ったので・・・。Blankeyの頃はいつも右サイドを突破していたが、今回は照井さん狙いで左サイドから。

 登場した二人を見て「老けた?」と感じたけれど、それはお互いさまか・・・。

 去年のフジで見た時のインパクトが半端じゃなかったので、序盤はちょっと物足りなさを感じたけれど、尻上がりに勢いを増して、もう大変なことに・・・改めて惚れ直す!

 聞き覚えのあるリフは多いけど、「歌なしセッション」「照井&浅井ツインボーカル」「照井リードボーカル」と過去に見たことのないバリエーション。
 こうやって新しい引き出しを開けることでベンジーが覚醒したのは明らか。

『間奏のギターソロをレロレロ弾いた後、マイクに向かって絶叫、倒れこむようにハイトーンをかき鳴らすベンジー

 遠い記憶にあるこんな光景を、再び生で目撃できるとは!!
 自覚しているのかいないのか、演奏中にも時々ベンジーが楽しそうな笑顔を見せるのが微笑ましい。ベンジーがアイコンタクトを送るんだけど、目を合わせずに眉間に皺を寄せている照井さんがまた「らしくて」いいし。

 周りの若者たちが口々に「ヤバイよヤバイよ」を連発していたが、これがドラム中村だったら・・・と、やはり口を挟みたくなる。もっとヤバくなることは明白なんだけど、また全く違ったものになってしまうんだろう。

 制御できない三次方程式でなく、今は「浅井×照井」での掛け算を楽しんでいるんだろうな。

 はあ〜バンドっていいな。

 ・・・な〜んて改めて感じちゃったり。

 照井さんのボーカルはデニス・ホッパーなので、ちょっとハラハラで見守ってしまうが、そのスリルもたまらないwwwライブ中、恐らく一度も笑顔を見せなかったんだけど、何故か以前のような「怖い人」に見えなかったのが不思議。

 伸ばしたあごヒゲの半分が白くて、好好爺の白ヤギさんに見えるからなのか、黒づくめじゃなくグレーのポップめなTシャツを着ていたからなのか。

 その答えに、ライブ中盤に気づいて愕然としてしまった。
 
 グレーのTシャツ、ベレー帽にクチヒゲ。
 
 この日の照井さんは、戦場カメラマンをコスプレしていた・・・。

 笑顔もなく眉間に皺を寄せてベースを弾いている照井さんが、戦場カメラマンのコスプレに見える・・・。

 ああ〜、オレの中の照井さんがああ〜〜〜〜〜〜!!!!!