自分の人生の中で、いくつかの幸運に感謝したいことがある。
ひとつは「アナログからデジタルへ」という時代に立ち会えたこと。
もうひとつは「BLANKEY JET CITY」というバンドの歩みをリアルタイムで体感できたこと。
今になって「ブランキーってイイっスね!」なんて言ってる若造には本当に申し訳ないと思う(ほくそ笑みw)
あの細く美しい切れそうなワイヤーで結ばれていたトライアングル、あのテンションに触発されてアドレナリンを放出しながら生きていた時代は、周りの皆さんにいろいろご迷惑をお掛けしたと思います。
この場を借りてお詫びさせて頂きたい。大変申し訳ございませんでした。。。
解散してから、時が経つにつれて自分の中で評価が変わってきたのが、あのバンドにおける照井さんの存在感。
解散後のベンジーを見ながら感じていた物足りなさ、その理由を自分なりに評論家のように考えていたら、そこに辿り着いた。
何かとベンジーと達也が目立って、照井さんは一歩引いて見ている印象だったけれど、実はあのバンドを煽り立てていたのは照井さんだったのではないか。後になってから、そんなことに気がついた。
それが事実だったと確信できたのは、PONTIACSにおけるベンジーの覚醒であり、再確認できたのは今回の解散ツアーを追ったドキュメンタリー映画(Blankey Jet City "Vanishing Point")だった。
自分自身が発光する以上に、他人を発光させることができる能力。
パフォーマーとしてピンで立つよりも、バンドとして活きる能力。
そこに照井さん自身は気づいているのだろうか。
・・・なーんて言いながら、それは自分自身へのブーメランだったりもするw
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