「アイ・ウェイウェイは謝らない」公式サイト
先月の半ばに試写会にご招待頂いて・・・お隣の国家と人民の関係を眺めながら日本に想いを馳せたら、良いアタマの体操になりました。
それが最近の様々なニュースに、妙にリンクしています。
四川大地震でおから建築の校舎倒壊により多くの学童が犠牲になりましたが、実態を公表したがらない中国政府と独自の調査を続ける艾未未(アイウェイウェイ)、その攻防を見ていると、エキセントリックな芸術家である彼の方が人間としてまともに思えてきます。
ルックスがアレだし、作品に惹かれたこともないのですが、NYC留学中の若き艾未未の写真が結構イケメンでビックリでした。
亡命しようと思えばできるであろう彼が、なぜ身の危険を侵してまで国内に留まり活動を続けるのか・・・父親共々、文革に人生を翻弄されたことへのネガティブな反動だけでなく、滲み出るような「祖国=中国への愛」が感じ取れました。
そして、彼にとって「祖国=中国」は「≠ 共産党政府」なのです。
国家、政府、国民、・・・これらをバラして考えた方が(少数民族の存在も含めて)中国の実態は理解しやすいと思います。
政府間で利害を闘わせることと、国民同士が憎しみ合うのは違う次元なので、短絡的に混同してほしくないと常々思っていますが・・・もはや日中関係だけじゃなくバトルロイヤルの様相になってきました。。。