Réalisation ॐ

永遠の相のもとに 〜 Sub specie aeternitatis 〜

1/22「生きてゆく音楽」早川義夫 × 佐久間正英

 12月の半ばに告知があって、すぐに予約を入れた。

 シカゴ大学での公演の報告を「奇跡が起きた」と思いながら見た自分にとって、1月にまた共演を見られるとは信じられなかった。
 佐久間さんが病を公表した際にも、長くても年内・・・といった宣告だったから、年を越してまだFacebookにコメントが続いていたのはやはり奇跡のように感じていたのだ。

 佐久間さんが演奏できない可能性、来場できない可能性もあると思いながら、ただ早川さんの唄を聞きたいという想いでこの日を待ちわびた。

「ご存知と思いますが佐久間さんが亡くなられたので、早川さんのご意向で今回は中止とさせて頂くことになりました」

 息子の音哉さんのコメントがネットに流れた20日の夕方、ライブハウスLastWaltzさんからお電話を頂いた。わざわざ、ひとりひとりに掛けているのかと思うと頭の下がる想いだった。

 早川さんのソロで、追悼公演をやることも可能だったと思う。ただ、それをやらなかった早川さんの意思を尊重しなければいけないと感じた。

 この開催が叶わなかったイベントのタイトル「生きてゆく音楽」には、どんな想いが込められてたのか。(てっきり「音楽」の歌詞の一部だと思ったが、身体にひーびく音楽ー・・・勘違いだった)
 HONZIが亡くなり、佐久間さんが亡くなり・・・早川さんの心中は察するに余りあるけれど、これから早川さんがどのような歌をつくって唄っていくのか、期待せずにはいられない。

 
 佐久間正英さんのご冥福をお祈りいたします。