Réalisation ॐ

永遠の相のもとに 〜 Sub specie aeternitatis 〜

BOB DYLAN JAPAN TOUR

 遅刻して会場入り。ZEPP東京って、あんなところだっけ?
 

 既に演奏が始まっていた。慌てて潜り込んだが、大阪の時よりステージが遠い遠い・・・おまけに前方に背の高い男子連中が壁のように立ちはだかっており極めて残念なポジション。

 このままで終われるか、と思う気持ちとはうらはらに、御大のダルダルな歌ではノリに合わせて移動することもままならない。

 まあ、そんな時に選ばれた人間とそうではない人間の違いを思い知らされることになる。

 中央方向から速攻で撤退してくる団塊の世代を発見。恐らく開場時間から立ちっぱなしで開演と同時に心が折れたか腰が壊れたと思われる。全くライブ慣れしておらずご愁傷さま。

 モーゼの十戒のように人の海が割れたその切れ目に、ぼくの斜め前方45度にいた女子が果敢に切り込んでいったもんで、心の中で「ツレで〜す」と言い訳しながら間髪入れず後に続く。

 見晴らしの良さそうな女子グループの後方で、再び身動きが取れなくなったことにしてそこに留まった。
 ステージまでは大阪の時より遠かったけれど、背伸びせずに御大とその周辺を目視確認できるのは非常に助かった。
 大阪では御大を目に焼き付けるのに精一杯で、実は音楽など耳に入っていなかったと実感。後ろでバイオリン弾いていたことすら知らなかったもんね。

 歌声は更にダミ声でヨレヨレに聞こえたけれど、バンドは一段と強力な演奏っぷり、特にドラムなんか腹に響きまくり。

 ステージ全体の動きもちゃんと把握しつつ、堪能しました。



 やっぱり、神様すごいわ。



 こっちの想像力を掻き立ててくれる。



 こっちで勝手に掻き立ててただけかもしれないけど。



 近くに「揉み手オヤジ」がいたのを除けばサイコーでした。

 アンコールの後に例の如く並んで突っ立って、そのままメンバーが引き上げたら会場内がざわざわとざわめいていた。
 そこから再度アンコールをおねだりする拍手が起きたので、もう終わりなのになあ、と思いながら一足先に撤収。

 同じように会場から抜け出してきた人々から、更に物販に向かう人は限られていて、並ぶことなくチロルチョコ購入。
 ついでに(何故か)トートバックなど買ってしまった。

 引き上げる頃には、物販にものすごい列ができていた。
 
 
 だめだ、こいつら全くロックンロールを分かってない!

 少なくとも、この夜オレは勝ち組だった。なんだかイケそうな気がした。

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