Réalisation ॐ

永遠の相のもとに 〜 Sub specie aeternitatis 〜

仕事術

ディズニーCEOが実践する10の原則

ディズニーを復活させたロバート・アイガーの回想記です。ディズニーというブランドに強い思い入れはありませんでしたが、ピクサー買収にまつわるエピソードに感銘を受けていたので目を通してみました。 ディズニーCEOが実践する10の原則 作者:ロバート・ア…

ティム・クック アップルをさらなる高みへと押し上げた天才

スティーブ・ジョブズが亡くなった後のアップルの舵取りに不安を覚えた方は多かったと思います。近年はインパクトのある新商品やサービスなどが生まれていない気がしますが、テクノロジーの進歩が踊り場にあるのはアップルの責任ではありません。それでも後…

PIXAR <ピクサー> 世界一のアニメーション企業の今まで語られなかったお金の話

弁護士としてM&Aなどを取りまとめるうちに経営に参画するようになり、シリコンバレーで上場企業の取締役を務めていたローレンス・レビー。かのスティーブ・ジョブズからのオファーを受けて、論理的に考えればリスクしかないのに「直観を信じて」PIXARに転職…

社会はなぜ左と右にわかれるのか

“ リベラルはなぜ勝てないのか? ” “ みんな「自分は正しい」と思っている ” こんな帯の文字に惹かれて、少し前に珍しく衝動買い(ジャケ買いw)した本。 個人的には「象と乗り手」「まず直観、それから戦略的な思考」といった認知プロセスに関して、また「…

社会的合意形成のプロジェクトマネジメント/わがまち再生プロジェクト

段取りとは、もともと歌舞伎のことばで、終幕に至る筋立てである。段というのは、いわばステージであり、複数のステージを踏みながら、ドラマが進行するように、プロジェクトの段取りをつけて、これを一つひとつ実行してゆくのである。(わがまち再生プロジ…

リベラルはなぜ勝てないのか

書店で平積みされていたこの本、表紙の文字「リベラルはなぜ勝てないのか」が目に飛び込んできた。アメリカ大統領選でトランプ氏が当選したことより、もっと身近な問題として丁度そんなことを考えていたからだろうか。社会はなぜ左と右にわかれるのか――対立…

10年後、生き残る理系の条件

竹内健さんの「10年後、生き残る理系の条件」を手許に置いて、付箋を貼ったところを開いて何度も読み返しています。 今や自分が「理系」を名乗るのは憚られますが、経歴は雲泥の差でも同年代として非常に共感しました。過去の直感的なキャリアチェンジを生き…

改革者はやがて追われる

【改革者はやがて追われる】・・・というフレーズが頭にこびりついていて、読み返したくて後から何度か探したことがあるのですが見つからなかった記事。削除されたものと思っていましたが、先日、ふと思い出して検索したら出てきました!!!!! 変わる勇気…

ナレッジマネジメントとしての仏教

「サプライチェーン・マネジメント」などというものは、まさに「原因と結果」因果関係の世界なので・・・ことあるごとに「お釈迦様が言ってることは正しい」と感じることがありました。お得意の拡大解釈も含めて。 また、仏教における「ナレッジ・マネジメン…

オリジナリティーとは何か

以前は、川上量生さんのインタビュー記事など読んでも、言っていることが本当に理解できなかった。天才の考えることは自分の理解の範疇を超えていると感じたし、何となく価値観にも違和感があって賛同できなかった。 最近は、自分のアタマが少し柔らかくなっ…

ドラッカーとPMBOK

ドラッカーは好きで何年か前にかなり読んだが、彼は日本の製造業を研究して論文を書いていたので、違和感なくすんなり入ってきた。むしろ励まされたくらいなので「真摯であれ」という言葉は当たり前に受け止めて、深く考えたことはなかった。 ただ、いろいろ…

会計管理はワークフローにヒモづいていない

TOCクラブの放課後セミナーに時々お邪魔させて頂くのですが、先日の「スループット会計」は充実した内容で、とても有意義でした。 その中で、個人的なパラダイムシフトにつながる気づきがありました。 内容を要約させて頂くと、 一般的な会計管理はワークフ…

マネジメントにプロモーションやエンタテインメントのノウハウを活用して組織を活性化させ、業績の向上につなげる

本を売ったり、サービスとして商材にしなければならないので、マネジメント理論にも流行廃りがありますが・・・普遍的で持続性がある手法は、漢方薬のように地味ながら着実に効果を出すことができます。 自分は「リ・エンジニアリング」や「TOC:制約条件の…

Story is King , Trust the Process

エド・キャットムル著「ピクサー流 創造するちから―小さな可能性から、大きな価値を生み出す方法」ようやく読了。付箋を貼りながら読み始めたのだけれど、ほぼ全ページに貼ることになる勢いだったので、最初の20ページあたりで止めた。400ページあった…

クレーム対応マニュアル(領土問題に応用)

過去に顧客の大きな期待に応えなければならない教育現場にいたことから、在職中に100件を越えるクレーム対応を経験しました。(記憶にある限り、自分で解決できなかったのは精神疾患を抱えていたと思われる1名のみで、多くの場合は逆に信頼を深めて良好…

中国人との信頼関係

尖閣諸島を巡る領土問題で、中国に駐在している日本人の安全が憂慮されています。 国家間の論評はプロにお任せするとして・・・。 日本と中国の混合チームで仕事をしていく観点からは、今回の騒動など「ピンチは常にチャンス」だと思います。(思うしかあり…

中国の理解は内政から

中国と仕事をするようになって早7年になりますが、知れば知るほど、ひと言では語れなくなってしまいました・・・。 話題として多くなるのは経済面ですが、その表層も実態は多様で、自分の見聞した感想を語ることはできても、「中国は」という問いの答えにな…

中国でのSkype活用

この1〜2カ月、東京に潜伏しながら中国の現場に指示出しをする毎日だったのですが、俄然高まったのがSkypeの存在感です。 もともと西安のスタジオ内でもリーダークラスの中国人にアカウントを持たせて、Skypeチャットを進捗報告や連絡に使っていたのですが…

第三国の効能

ソウル乗換便はフライト時間によっては1泊しなければならないので不便・・・と感じる方が多いでしょうが、個人的にはあえて有効活用するようになりました。 ぼくはハングルが全くできないのですが、ソウル市内は東京と全く同じ感覚で行動できます。明洞の繁…

組織を変革する3つのパラメータ

これは画像検索で拾ったFe-C状態図。Y軸が温度、X軸が炭素含有量です。 http://www.sv.vt.edu/classes/MSE2094_NoteBook/96ClassProj/examples/kimcon.html このX−Y座標のZ軸として冷却曲線があり、それぞれのパラメータで鉄(炭素鋼、不純物の多いもの…

中国人とのコミュニケーション?

中国に滞在して仕事をするようになって、こちらの言いたいことを伝えて理解してもらうことが「どうしてこんなに大変なのか?」と悩んだ記憶があります。 ただ最近、そういった苦労をあまり感じなくなったのは、少しはコツが分かってきた、ということなのでし…

創造性とは何か?

相変わらず「創造性の開発」みたいなテーマが周りから出てきます。 創造性を身につける(身につけさせる)という要請には、違和感を覚えることも多いのですが、それは求める側から発せられる「何か過剰な期待」との温度差かもしれません。創造性とは何か―そ…

GTD

いろいろと計画通りに進まない仕事が多いので、タスクの洗い出しを行う頻度が増えています。 A4の裏紙を四等分にして、とにかく頭の中に仕掛かっている事柄を書き出し、その数十枚の紙切れを仕分けていくと一瞬ですが(笑)スッキリとした気分になります。…