Réalisation ॐ

永遠の相のもとに 〜 Sub specie aeternitatis 〜

自由のジレンマを解く グローバル時代に守るべき価値とは何か

少し前から、こちらの本を読んでいるのですが、内容の密度が非常に高い(自分にとって未知の用語や人物名、概念が頻繁に出てくる)のと、あらゆる観点から相対的に検証されているせいか、要点が捉えにくくて苦戦しています。 自由のジレンマを解く グローバ…

ティム・クック アップルをさらなる高みへと押し上げた天才

スティーブ・ジョブズが亡くなった後のアップルの舵取りに不安を覚えた方は多かったと思います。近年はインパクトのある新商品やサービスなどが生まれていない気がしますが、テクノロジーの進歩が踊り場にあるのはアップルの責任ではありません。それでも後…

PIXAR <ピクサー> 世界一のアニメーション企業の今まで語られなかったお金の話

弁護士としてM&Aなどを取りまとめるうちに経営に参画するようになり、シリコンバレーで上場企業の取締役を務めていたローレンス・レビー。かのスティーブ・ジョブズからのオファーを受けて、論理的に考えればリスクしかないのに「直観を信じて」PIXARに転職…

ケン・ウィルバーのインテグラル(統合)理論

旧題:万物の理論、最近になって「ティール組織」が流行ったためか?改題して再翻訳されたようです。ケン・ウィルバーの思想には2002年頃に唯識やトランスパーソナル心理学の文脈から少し触れたことがありますが、ゴール設定にスピリチュアルが入っている印…

感じる脳 情動と感情の脳科学 よみがえるスピノザ

今年の年始に読んだ本です。 感じる脳 情動と感情の脳科学 よみがえるスピノザ 作者:アントニオ・R・ダマシオ 発売日: 2005/10/28 メディア: 単行本 現代の脳科学者が、敬愛する17世紀の哲学者の旧宅を訪ねたり墓参りするエピソードから始まり、過去に直観で…

認識論まとめ

長い間、関心の的だった「認識論」についての講義を受けることができたので、その際に整理したメモを備忘録として: 念願が叶って学んでいるはずなのに、途中から説明を聞いているのが苦痛でたまりませんでした・・・こんなはずじゃ〜なかったのにと思いなが…

17世紀の哲学者スピノザの言葉から

年末年始は2020年の節目ということで過去10年を振り返ってみたのですが、記憶があやふやだったところを随分ブログに助けられました。加えて、当時どういうことを考えていたか残しておくこと、いったん整理できたところで文章にまとめることの大切さも再認識…

永遠の相のもとに 〜 Sub specie aeternitatis 〜

ここに至るプロセスをすっ飛ばして報告になりますが、自分のアタマの中でパズルが解けて、ずっと抱えてきたもやもやした想いがようやく晴れた。「平成最後のソーカル事件」として笑い話になるかもしれないけれど、自己矛盾から開放された記念に整理しておき…

感じて、ゆるす仏教

いろいろあったんだけど、どうしても読みたくて発売後すぐに買い求めた本。お二人の対談を聞きに葉山の藤田一照さんの庵を訪ねたことがあるが、知的興奮で脳が沸騰しそうだった。この本の出版にあたってもオンラインで長時間の対談をしています。 藤田一照師…

平成最後の夏

・7/25(水)深夜に唐突に遠縁からの訃報が入った。前に会ったのは5年くらい前。翌朝、病院に向かうと普通にベッドに寝ていた。情報が錯綜していたようで、生きていた。少し言葉を交わして「また来るから」と言い残して、そのまま荷物を取りに戻ってフジロッ…

赤色のワンピース

R&R

もう、ほとんどの曲を脳内再生できるし、ライブに行って生演奏を聴いているとあまりの心地良さに目を閉じてしまうので、目の前で本人が唄っている現実感を失ってしまう。それでも無性に「あの空気」に浸りたくて、思い出してはホームページでライブのスケジ…

馬場崎研二さん タンカ展

先月ですが、湯島のギャラリーにて開催されていた馬場崎研二さんのタンカ展に行ってきました。 馬場崎研二 チベットタンカ ホームページ ご本人と少しお喋りをさせて頂いて、タンカの技法だけでなく、インド・ダラムサラの近況なども伺いました。ぼくが中国…

HELLO I AM DAVID!

もう20年くらい前なのか・・・スクリーンで「シャイン」を見たのは。当時メチャクチャ忙しかったせいか、予告編を見ながら睡魔に負けて爆睡してしまった。前半の展開はうつらうつらしながら観ていたので流れをよく把握できなかった。 デイヴィッドが床に倒れ…

レンタルバイク

レンタルバイクと呼ばれていますが、スクーターです。 本当は免許が必要ですが(当たり前だ)お金さえ払えば貸してもらえます。見つかったら罰金との情報もありましたが、自分が乗り回していた限り、警察官を見掛けても厳しく取り締っている印象はなかったで…

食事

前回の旅では、現地の味を楽しもうと、ナシゴレン、ミーゴレンをあらゆる店で注文してみましたが、見た目と違って味付けが薄く、満足度は残念ながら低かったです。「バリ島は食事がおいしかったら最高なのに」とあちこちで言い触らしてきました。今回は、ト…

Yoga

サーフィンもダイビングもしない自分が何故バリ島なのか?・・・ヨガです。・ウブド:Yoga Barn 超メジャーで参加者の多いスタジオ。前回お世話になりました。ウブドに到着した夜、チベタンボール・メディテーションのクラスに興味本位で行ったのですが、既…

Green Village

バンブーインダーのフロントで見学ツアーに申し込んで、翌日はグリーンビレッジへ。スクーターでグリーンスクールのすぐ近くに舞い戻って、竹で出来た重層の建築をいくつか見学しました。 生活感のない涼しげな見た目とは裏腹に、渓谷添いのものすごい湿気で…

Bambu Indah

今回のスクーターでの大冒険、全ては此処の敷地内にあるツリーハウスの写真からはじまった・・・。 ひとり用の小さな一軒家「Kudaハウス」を予約しました。グリーンスクールから30分も掛からずに到着、まだ昼過ぎでチェックインしても時間を持て余すと思った…

Kul Kul Connection

グリーンスクールを見学した後に、曜日毎にメニューが変わるオプションのツアーがあります。その日は、グリーンスクール周辺にある集落の子どもたちに放課後の施設を開放して、英語レッスンなどを提供する地域貢献の活動「クルクルコネクション」の紹介と、…

Green School

今回メインの企画。前回の旅の後、ウブド郊外に竹でできた素敵な建物が多数あることを知りました。それら一連の取組みを指揮しているジュエリーデザイナーのオーナー、ジョン・ハーディー氏の活動を知って、前回ウブドまで行ってスルーしてきたことが猛烈に…

サバティカル 2017.6.12 – 6.19 まとめ

かなり時間が経ってしまいましたが、昨年6月の旅行記です。 はじめて行ったバリ島がたまらなく良い経験になったのと、帰国後に復習して更に関心が高まったので次のチャンスを狙っていたらエアアジア「バリ島直行便就航記念キャンペーン」キターッ!ちょうど…

早川義夫と熊坂るつこ LIVE

R&R

昨年末に無性に生で聴きたくなった時期があったが、タイミングが合わなくてライブに行けなかったため早川義夫の成分に飢えていた。音源ではもの足りず、やっぱりあの空気に浸りたいのだ。珍しく開場前から並んで最前列の席に座った。はじめてだ、こんなに積…

勝負哲学

年始で積読を消化した中からの一冊。サッカーの岡田武史元日本代表監督と、羽生善治棋士の対談。将棋には詳しくないけれど、羽生さんの勝負師として実績は申し分ない・・・とか途中まで書いていたら、国民栄誉賞の受賞が決まったそうです。おめでとうござい…

社会はなぜ左と右にわかれるのか

“ リベラルはなぜ勝てないのか? ” “ みんな「自分は正しい」と思っている ” こんな帯の文字に惹かれて、少し前に珍しく衝動買い(ジャケ買いw)した本。 個人的には「象と乗り手」「まず直観、それから戦略的な思考」といった認知プロセスに関して、また「…

社会的合意形成のプロジェクトマネジメント/わがまち再生プロジェクト

段取りとは、もともと歌舞伎のことばで、終幕に至る筋立てである。段というのは、いわばステージであり、複数のステージを踏みながら、ドラマが進行するように、プロジェクトの段取りをつけて、これを一つひとつ実行してゆくのである。(わがまち再生プロジ…

FUJI ROCK FES.2017

R&R

【前夜祭】2017.7.27 Thu. 今年は(宿の関係で)はじめて前夜祭からの参加。少し早めに越後湯沢駅に到着して「爆弾おにぎり」を食べるのを楽しみに、ハラを空かせて出発・・・しかし、おにぎり屋さん17:30で営業終了していた・・・orz ← 事前に調べとけ。 空…

みんなのための資本論

ビル・クリントン政権で労働長官を努めた経済学者ロバート・ライシュの著書。 この世のどこかに「自由市場」という概念が存在しており、そこに政府が「介入する」のだ、という考え方ほど人々の判断力を鈍らせるものはない。(P3) 富裕層や大企業が多額の費…

神の見えざる手を見る

学者の名前や経済理論などの固有名詞がたくさん出てきたが、いちいち調べずスルーしながら読んだ。それでも言わんとすることを受け止めて、途中で挫折せずに読み通すことができたのは、圧倒的に内容が面白かったからである。 生い立ちから学問を志すまでのエ…

“Like a feeling of May” Live at CALLAS 照井利幸

R&R

久々に照井さんのライブ。行列は嫌いだけど、狭い会場で予約なしのシステムだったので、珍しく開場前から並んだ。お蔭さまでベストなポジションを取れたけど、1時間近い待ち時間でビールは飲み干して2杯目にワイン。くたびれた。。“Like a feeling of May”…

早川義夫 2017.4.7. 池袋 自由学園明日館

R&R

今年も行ってきました「桜の木の下で」。 ちょうど2カ月前の下北沢でのソロライブは、定番レパートリーの構成で完成度が高く、安定感がありました。 昨年も「桜の木の下で」夕暮れから暗闇に浮かび上がる窓の外のスライドショーを堪能させて頂いたので、今…